FC2ブログ

双子池の畔で眠りたい

2015年5月28日
双子池 〜 大岳 〜 北横岳 〜 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅

ああ あの日双子池で見上げた宇宙をもう一度
そしてここへやって来たのだ 本沢温泉でもなくしらびそ小屋でもなく
この空が開けた双子池へ


       RIMG1505280048.jpg



何度か寝起きを繰り返し 目覚めた時は空を見上げた 午前3時 確かに星の数は凄かった
がしかし薄曇りなのか 抜けた夜空ではない 宇宙を観ることは出来なかった
空気の乾いた寒い季節でなければならないのか



IMG_1505280396.jpg



次に目覚めたのは眩しく太陽が顔を出していた 暑い ダウンジャケットを脱ぎ捨てる
6時半 双子池の夜明けを見届ける事は出来なかった



IMG_1505280394.jpg
 


~ 静かな湖畔の森の影からもう起きちゃいかが?と 〜
カッコーとウグイスの声に囲まれながら湯を沸かし アルファ化米に注ぎ テントをバラす



    



入れ替わるように学生らしき3人組がやって来た



IMG_1505280414.jpg



では小屋前の広場でこれからの行動を決定しよう
池は新緑と青空を映し出して美しい 何度も脚を止めた
亀甲池への道が閉ざされたなら 来た道を戻るか 正面の大岳へ這い上がるかだ
来た道は退屈だった しかし大岳辺りには苦い経験が 身軽の時に挑みたい




IMG_1505280425.jpg




小屋前へ来るとひとりの熟年男性が同じエアライズ2を撤収中だった
「向こうに居らしたんですか 行けばよかったなあ 寂しかったですよ
小屋の方もいないので 分かるようにここに居たほうが良いかと…
大岳ですか どうしようか迷っていたんです じゃあ僕も行こうかな」
先に行きます すぐ追いつかれるでしょうけどね では気をつけて
8時ちょうど 話しの勢いで大岳へ挑むこととなった…



IMG_1505280430.jpg



「上って行くのはいても下りて来るヤツはいないよ」とあの時のオヤジさん
早速秘境に迷い込んだ景色 進路を見つけられず ウロウロ オロオロ
戻っちゃおうかな〜 小屋とそれほど離れていないのに ビバークらしき痕跡
あの苦い感情が甦る そうあの時落とした ストックのプロテクターとボールペンを…



RIMG1505280064.jpg



踏み跡らしきが見当たらない どこもフカフカしていて人が歩いたとは思えない
どれだけの時間が経ったろうか ようやく的を搾り足を進めた



IMG_1505280431.jpg



よくもまあこんなところ 夕闇迫る中歩いたものだ あの時の心細さが蘇る



IMG_1505280433.jpg



今は上りでマシだがあの時は下りだ どれだけ歩いても視界が開けない 不安の中にいた…



IMG_1505280440.jpg



そうそう こんな風にここで遠くに小屋を見つけて しかしなかなか近づけなくて



          IMG_1505280442.jpg



こいつはなかなか優れものだが ここは邪魔だな 畳んで仕舞おう



IMG_1505280447.jpg



上りは良いが 下りはよろしくない



          IMG_1505280451.jpg



下りるより落ちるが正しかったろ



IMG_1505280454.jpg



雪にも手子摺る 下は凍っていて滑るし



          IMG_1505280456.jpg



おっと 注意しないと踏み抜く 深く落ち 股が裂けるかと思った…



IMG_1505280462.jpg



双子池で後からやって来た3人組が追い越して行った



IMG_1505280469.jpg



雪はこれでもいつもより圧倒的に少ないのだ 手子摺っている場合ではない



IMG_1505280470.jpg



その時はまだテントは確か2回目 未熟者で荷物を欲張った



IMG_1505280471.jpg



行程も欲張って麦草峠から 茶臼山 縞枯山 北横岳と その時点でヘロヘロだった



IMG_1505280472.jpg



道半ばの天狗の露地でビバークか否か迷い ヘッドランプをオンにして行くことにした



IMG_1505280473.jpg



心細く 半ば遭難者だった



IMG_1505280486.jpg



ビバークを覚悟した天狗の露地は?避けて通り過ぎてしまったのか…



          IMG_1505280485.jpg



大き過ぎた荷物は こんな岩の狭間に挟まったり



      IMG_1505288589.jpg



しかし 落ちて宙を舞った時はクッションにもなったな



IMG_1505280487.jpg



あっ これを壊したのは あの時のオレだ…



IMG_1505280490.jpg



ただもがいていた そしてそんな滑稽な姿 暴れる光りを双子池のオヤジさんは小屋で見守っていた



IMG_1505280491.jpg



10時半過ぎ たっぷりと時間を掛けた 大岳へは10分と掛からない やり残してきたところだ ザックを置いて



RIMG1505280068.jpg



軽いって自由!



      IMG_1505288593.jpg



大岳 2,382m 



IMG_1505280501.jpg



北横岳はまだ遥か遠く…



IMG_1505280503.jpg



ザックを回収



IMG_1505280507.jpg



同じエアライズの男性も巧みなダブルストックでやって来た
「やれやれ時間掛かりましたね~大岳はやめました~そうか~あれを上るのか~」
先を行った ストックを1本だけ出して使うことにした



IMG_1505280516.jpg







IMG_1505280520.jpg







      IMG_1505288602.jpg







IMG_1505280525.jpg







IMG_1505280527.jpg



七ツ池と北横岳ヒュッテが見えた 頂上はもうすぐ



IMG_1505280529.jpg



北横岳北峰 2,480m 12時30分 山頂には追い越して行った3人組だけ
雄池の水は沸かして紅茶のバッグと共にナルゲンに収めた
在庫処分中のCLIFバーで腹ごしらえも喉を通らず半分をポケットへ



IMG_1505280531.jpg



北横岳南峰から ここの景色はいつも霞んでいる 



          IMG_1505280535.jpg



あとは軽やかに下りるだけ 



          IMG_1505280537.jpg



奥多摩のそれとは違って足を痛める心配がない



IMG_1505280541.jpg



またあらためてこちらへも行かないとな また来る理由



IMG_1505280545.jpg



卸したてスニーカーのオジサン 「この靴で北横岳行けますかね?」 十分注意して下さい



IMG_1505280547.jpg



13時50分 静かなる山頂駅



IMG_1505288609.jpg

八ヶ岳と言えばコケモモ
さて 次はいつ来れるかな

おしまい


関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント